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皮膚科

皮膚科全般(皮膚、口、外陰部、爪、毛)の診断と治療を基本的に保険診療で行っております。こんなことくらいで …と思われていることはありませんか?例えば、ニキビや虫さされなども早めに治療した方が痕になりにくいのです。皮膚に関するトラブルは何でもお気軽にご相談下さい。

病気・症状

  • ニキビ
  • アトピー性皮膚炎
  • 白癬(水虫・たむし)
  • ヘルペス
  • 水ぼうそう
  • 帯状疱疹
  • いぼ
  • 腋窩多汗症
  • 脱毛症
  • 巻き爪
  • かぶれ
  • 湿疹
  • じんましん
  • いぼ
  • たこ
  • うおのめ
  • 水虫
  • 虫さされ
  • 乾燥肌
  • やけど

ニキビ

ニキビの原因は、皮脂の分泌過剰、毛穴のつまり、そしてニキビ菌などの細菌の増殖です。皮膚の毛穴(毛包)には皮脂を作って分泌する脂腺が分布しています。脂腺の皮脂はまず毛穴に分泌され、さらに皮膚表面へと送り出されます。ホルモンやストレスなどの影響で皮脂の分泌が活発になると、余分な皮脂を毛穴から出そうとしますが、表面の角質層が厚くなったり、汚れなどで毛穴がふさがったりすると、皮脂は毛穴につまってしまいます。そして毛穴の中に皮脂と角質の混ざりあった塊ができ、たまった皮脂が下から盛り上がり、外からポツンと白く見える”白ニキビ”や、つまった皮脂が毛穴を押し広げ、皮脂の先端が空気に触れて酸化し、黒く見える”黒ニキビ”になります。ニキビの初期の段階です。
ニキビ菌は酸素が苦手な細菌で、毛穴がふさがり酸欠状態になれば活発に活動し、皮脂を栄養源として増殖します。ニキビ菌は皮脂から刺激性のある物質を作り炎症をおこします(赤ニキビ)。炎症が進むと毛穴周囲の組織がこわれ、噴火口のようにくぼみか残ってしまったり、傷の修復のため皮膚が盛り上がってきたりします。ここまで進行すると、ニキビが治ってもニキビ痕となります。

思春期になると程度の差はあれ多くのひとが経験する疾患ですが、ニキビやニキビ痕は精神的に大きな苦痛となることもあります。症状が軽いうちに治療を始めましょう。当院では、スキンケア指導を行った上で、症状に応じて、外用剤、抗菌剤や漢方などの内服薬を併用して治療していきます。ご希望により、自由診療でケミカルピーリングやレーザー、イオン導入も行います。

また、ニキビに似ていても、普通のニキビとは違うことがあります。ある種の塗り薬や飲み薬でできるニキビや、化粧品などでできるニキビ、正常な毛包に常在しているニキビダニが何らかの原因で繁殖してできるニキビ(毛包虫性ニキビ)など様々です。それぞれの症状に応じた治療をおこなっていきます。

~日常生活で気をつけていただきたいこと~

  1. 1. スキンケア

    洗顔は1日2回、石鹸をよく泡立て、優しく洗顔します。決してごしごしと強くこすらないでください。ニキビができてしまったら、触ったりつぶしたりせず、肌を清潔に保ちましょう。

  2. 2. 食事

    偏った食事はなるべく避け、バランスの良い食事を心がけてください。特定の食品で悪化することを自覚される場合には食生活を見直しましょう。

  3. 3. 睡眠

    夜更かしは新陳代謝のサイクルを乱し、肌に悪影響を与えます。睡眠を十分にとり、規則正しい生活を心がけましょう。

アトピー性皮膚炎

痒みのある湿疹が慢性に経過する疾患です。アトピー性皮膚炎の方の多くは、皮膚が乾燥しやすく皮膚のバリア機能が弱い体質を持っています。そのため、環境中のダニやホコリなどのアレルゲンが侵入しやすくなっており、それらアレルゲンや汗などが刺激となり症状を生じます。また、食物アレルギーについても、バリア機能が弱くなった皮膚に食品が付くことが原因の1つであることがわかってきました。

乳幼児期は耳切れ、小児期は肘や膝、成人期は顔や首にも症状が出やすくなるなど、特徴的な症状は年齢により変わります。乳幼児期に始まることが多く、大きくなるとともに症状が軽くなることが多いですが、中には大人まで続く方もいます。また大人になって再発したり、発症する方もいます。

当院では、痒みや湿疹、乾燥の状態などそれぞれの症状に応じた治療を行っていきます。
治療の基本は、まずしっかりとした保湿をすることです。乾燥しやすく、バリア機能が弱くなっていますので、それを補ってあげる必要があります。皮膚の状態や季節によって、保湿剤の種類は変えていきます。その上で、炎症を押さえるためにステロイド外用薬や免疫抑制剤外用薬を適切に使用し、適宜抗アレルギー剤や漢方薬などの内服薬を併用しながら治療していきます。
外用治療で大切なことは正しい塗り方です。せっかくの薬も正しい塗り方をしなければ効果は弱まってしまいます。外用指導、スキンケア指導もあわせて行っていきます。
また、必要に応じて血液検査を行い、アレルギーの有無や重症度を判定しながら経過をみていきます。

~日常生活で気をつけていただきたいこと~

  1. 1. 保湿はしっかりしましょう。入浴後はできるだけ早く保湿をしてください。
  2. 2. 肌は清潔に保ちましょう。汗で痒みが強くなる方は、こまめに汗を拭いてくだい。
  3. 3. 住環境を整えましょう。ダニの繁殖を防ぐため掃除機をゆっくりとしっかりかけましょう。